ウエストハイランドモーターは、雑誌の「廃墟特集」でトップを飾れそうなほどに朽ちていた。
「うわぁ、天井から空が見える」
は天井を見上げた。室内なのに有り得ないことだが、まぶしい光が差し込んでいる。隕石が落ちてきたのかと思うくらい見事にぱっくりと穴が開いているのだ。もともとどうせ安普請、冬の雪にでもやられたのだろうか。
「どこもかしこも、めっちゃくちゃ……」
はゆっくりとモーテルの外廊下を歩いた。
ネロとキリエの二人から逃げ出すようにダンテの事務所を出てしばらくぶらぶらと歩くうち、もう少し足を伸ばせばウエストハイランドモーターに到着すると気付いたとき、一も二もなくは心を決めていた。
別にここで夜を明かそうなどとは考えていないが、何となく立ち寄ってみようという気になったのだ。
「……何か見覚えがあると思った」
ここに泊まったことはない、だがひどく懐かしさを覚えるのには理由があったのだ。
角の部屋の扉の前に置かれた木製のベンチ。
(ここで初めて煙草を吸ったんだった)
とある映画の煙草を吸うシーンにいたく感銘を受け、街中で吸おうとしたら大人に見つかって注意されてしまい、場所を変えた。それが、当時からうら寂れていたこのモーテルだったのだ。
「懐かしい……」
どうして忘れていたのだろう。
ベンチにゆったり背を凭せ掛けて座る。
「そうだった、こうして座ってた」
深く腰掛けて、どきどきしながら震える手で煙草に火をつけ、勢いよく吸い込んだ最初のひとくちは激しく咽せて。「カッコつけんなって」とダンテに言われて。
──ダンテ。
はハッとした。
(……そうだ!)
そのとき初めて、ダンテと逢ったのだ。
周りに誰もいないことを確かめていたのに、彼はどこからともなく現れた。そして「お前には早いんだよ」とから煙草を取り上げてしまった。
煙草に噎せたのを見られた小っ恥ずかしさよりも、ダンテに煙草を奪われたときに触れた手に全身が震えたことの方を、よく覚えている。
ダンテは煙草を捨てた後は、特に何も言わなかった。ただ隣に座って、持って来ていたハンバーガーをむしゃむしゃ頬張っていた。ここは静かだから、食べ物をテイクアウトしたときによく立ち寄るのだと彼は説明した。
それから彼は、彼の食欲に唖然となっているにも冷めて不味くなったフライドポテトを分けてくれた。
もそもそと油っぽいだけのポテトを分け合い、適当に自己紹介し、ぽつぽつと話をした。
ポテトまですっかり平らげてしまうと、ダンテがふと、
「今度、バイク買うんだ」
とても嬉しそうに笑った。
彼の笑顔につられたか、はよく考えずに、
「そのときは、後ろ乗っけてよ」
そう口にしていた。
今思えば、初めて会った相手によくもそんなことを言えたものだ。
ダンテも少しだけ驚いたようだったが、嫌な顔はしなかった。ただ笑って、こう言った。
「俺のバイクは禁煙な」
──それから、はちょくちょくウエストハイランドにやってきた。目的は煙草だと、ダンテにはそう話して。ダンテも変わらずファストフードを持ち込み続けた。
いつしか二人は何処へでも一緒に出掛ける、“悪友”になっていた。
そこまで全部思い出し、は、時差がありすぎる自分のフラッシュバックに目眩がした。
まさかブルズアイのマスターがそこまで知っていたわけはあるまい。あるまいが。
昨日ここのモーテルの名称を出したとき、ダンテの方では思い出していたのだろうか。
「……ダンテ……」
「うおっ、よく気付いたな」
上方から声がした。
「なっ……」
慌てて立ち上がり、声の主を探す。
思いも寄らないところに、彼は居た。
「ダンテ!ちょっと、どこから顔出して……!」
「派手に天井抜けてんな」
さっきが見上げたばかりの天井、その上からダンテは顔を覗かせている。
「ちょっと、危ない!」
「心配してくれんのか、嬉しいね」
飄々と答え、猫のように身軽に天井の破れ目から下へ降りる。
最初ははらはら見守っていただったが、あまりに迷いのないダンテの足の運びに、仕舞いには心配することをやめた。
ベンチに並んで座り、ダンテは愉快そうにを見やった。
「俺が来たの、まるで気づかなかったな」
「こんな寂れたとこ、それも天井から誰かが来るなんて、普通思わないでしょ」
「あの爆音でもか?」
ダンテは後ろを親指で示した。驚くほど近くに、真っ赤なバイクが停まっている。
は愕然とダンテを見返した。
「……全然、気づかなかった」
「何か深く考え込んでたもんな」
ダンテはにやにやと思い出し笑いをした。
「驚いたり、笑ったり、照れたり、悩んだり。見てて飽きなかったぜ」
「っ!」
の頬がさっと染まった。
この男は──どこから見ていたのか。
「そういうとこ、趣味が悪いのよ」
いたたまれなさにベンチを離れようとしたが、
「悪かった」
ダンテが手を掴んで引き留めた。
「多分、おまえを見ながら俺も似たような顔してたと思う」
「……。」
ぽんぽんとベンチを叩かれ、は大人しく隣に戻った。
「じゃあ、ダンテは何考えてたの」
ダンテはたっぷりひと呼吸置いてから、口を開いた。
「何から、どうやって伝えようかを」
ひくく抑えられたダンテの声。の胸が詰まった。
ダンテはそれ以上なにも語っていないのに、一から十までそっくり同じ感情が流れ込んでくる。これ以上にないセーフティネット。
あとは跳ぶだけ。
深呼吸を何度もしてから、はダンテの肩に頭を乗せた。一秒の半分だけ、ダンテが身じろぎした。が、すぐにダンテも頭を預けてくる。
「ここで……初めて逢ったんだね」
「ああ」
ダンテは顔を巡らせると、を下から覗き込んだ。
「……おまえ、忘れてただろ?」
ぎくり、とは視線を泳がせた。
「実はほんのさっき思い出したとこ……」
「だと思った。昨日ここの名前出したときのおまえがあんまりフツーな口調だったもんだから、こりゃ忘れてんな、と」
「鋭い……」
「それで、おまえの方は色々と吹っ切れてんのかと焦った」
「……。」
「でも今朝の逃げっぷりで、そうじゃねえって確信が持てた」
「あ、あれは」
記憶を揺り起こされて、は今更あわてだした。言われるまで、添い寝のことはすっかり頭から飛んでいた。マルチタスクの出来ない脳が恨めしい。
「“あれは?”何だ?」
実に楽しそうに、ダンテは先を促す。
逃げようにも、ダンテの手はの手の上にかなりの重みを持って置かれている。は観念した。
「……何もしてなかったんでしょ?」
「おまえはどう思う?」
「……しようとしたけど、出来なかった、と、思う……」
「大当たり」
つまらなそうに、ダンテはの肩を抱いた。
「手ぇ出しても良かったんだけどな」
肩に回した手で、を自分の方にしっかり向かせる。
ゆっくり見つめあってから、ダンテはにキスをした。
唇が触れてからも、は戸惑うようにダンテの胸を押した。
「……こうやって反応あった方が、いいに決まってる」
「あんたって、ほんと……ばか」
髪を撫でられながら、はぷいと横を向いた。
ひといきに縮まりすぎた距離に、心臓がもう保たない。ただでさえ、ダンテ耐性には二十年のブランクがあるのだ。
「ちょっと、ごめん」
断りを入れて、はシガーケースを探った。
が煙草を吸うのは緊張を隠すため。それくらいは予期していたのか、ダンテは特に何も言わなかった。が、
「煙草は所定の位置で頼む」
ぽんぽんと腿を叩いて、にやりと笑う。
は腰に手を当て溜め息をついた。
「バイクは禁煙だったでしょ。“ベンチ”はいいの?そこに座ったら煙いと思うけど?」
「ちょっかい出せるから、ベンチは煙なんか気にしてないと思うぜ」
煙草を減らすか、ベンチの悪戯を甘んじて受けるか──どちらにしても、ダンテの思惑通りになるのだろう。
おとなしく、は彼の太腿に座った。途端、アームレストがの腰に巻きついてくる。
「ベルト付きなんて聞いてない」
「それくらい想像して欲しいもんだ」
ジェットコースターの安全装置なみに拘束されてしまった。仕方ないので、精一杯けむたがればいいと、はぷかぷか煙草を何度も吹かした。
「そういや」
ダンテは煙幕をひと払いし、を愉快そうに見つめた。
「キリエから金を巻き上げたって?」
可笑しくて仕方ないというように眉を下げる。
「人聞き悪いことを言わないで。あれは成り行きで……」
は罰が悪そうにこそこそと財布を探って、キリエに貰った紙幣をそっくりそのまま取り出した。
「はい、これ。あの子に返しておいて」
ぴんと美しいお札、それを一瞥しただけでダンテは彼女へ押しやった。
「面倒だ。どうせあいつらまた来るから、そのときに直接返してやってくれ」
「ええ?……何て言って返すのよ」
「本当の事を言えばいい。取り立ては恋人に会いに来た口実でした、ってな」
「……あのときはまだ恋人じゃなかったと思うけど」
だいたい、恋人に取り立てとかどういう状況だ。
「何でもいいさ。どうせあいつらは勝手にある事ない事、想像膨らませてるだろうから」
ダンテは頭の後ろで手を組んだ。
「まあ……それはそうだね」
さっきの二人の様子を思い出し、も苦笑した。
また、あの子たちに会わなければいけないのか。
今からもう、気恥ずかしさに居心地が悪い。
「……何考えてる?」
またも飛び出したの百面相に、ダンテが突っ込みを入れた。
「恋人、って関係を考えてみてた」
「……どういう事だ?」
「今までダンテは友達だと決めつけてたから、こうしてると不自然な感じ」
「そんなのはそのうち慣れるだろ。……けど、友達だと思ってたこの二十年、どうしてた?」
の首筋に唇をつけ、ダンテが訊いた。
くすぐったさに身を捩りながら、は明後日の方向へ視線を逃がした。
「……ダンテのことを考えないように、考えてた」
の髪のなかで、ダンテはそっと笑った。
「それは要約しすぎだろ?」
「でも、実際」
きつく抱きしめられ、言葉はひととき遮られた。ダンテがの髪をどけて口づける。キスを受けながら、は続きを口にした。
「……実際、そんな感じ」
きっと、成り行き任せで選んだ武器の売人の仕事だって、ダンテの仕事を思い描いていたからこそ辿り着いた職だったのだろう。その仕事が面白くなくなって急に興味が失せたのも、このままではダンテに近づけることはないと心では答えを出していたから。
自分のことは、頭よりも心の方がずっと詳しい。
「y字の樹の道を来れば良かった」
二十年も遠回りなんかせずに。
「遠回りした方が盛り上がるって事も考えられるぜ」
ダンテがにやりと口角を上げた。
振り向いて彼の無精髭に触れ、は眉を聳やかした。
「ずいぶん前向きね。……ま、新鮮な気持ちで再会は出来たかな」
「だろ?」
ダンテがの後頭部に手を当て、自分の顔に引き寄せた。
求めに応じてダンテの首に腕を回すと、腰からシガレットケースが落ちた。
拾おうとした身じろぎは、彼に片手でいともたやすく押さえられてしまった。しかもダンテは爪先でこつんとケースを弾き飛ばした。闇に薄ぼんやりと光るそれは、もうちょっとやそっとでは拾えそうにない。
けれど──ダンテのキスは、確実に煙草以上の価値がある。
ダンテが一度唇を離し、再び口付けてきた次の瞬間には、はシガレットケースのことなど忘れてしまっていた。
キスの合間に、ダンテの悪戯な手がするすると脇を撫でる。
「ちょっと」
が身を離した。
「いくら思い出の場所でも、ここはだめ」
廃墟だし、野外のようなものだし。
いい雰囲気だったのに強く拒否されて、ダンテは瞠目した。
「おまえ、ひょっとして」
「残念ながらそうじゃないけど、だめなものはだめ」
「……分かったよ」
少年のようにむすっと唇を突き出し、ダンテは素早く立ち上がった。彼をベンチにしていたは、抱っこされる形になった。
「俺の部屋ならいいんだろ」
「まあ、ここよりはね。……ね、下ろしてよ。いくら人目がないからって恥ずかしい」
乞われて素直にを下ろし、ダンテはにやりと背中を向けた。肩越しに悪戯な瞳が覗く。
「おぶってってやるか?昨日みたいに」
途端、の頬は風船のように膨らんだ。
「どうしてそうなるのよ、自分で歩けます!」
「じゃ、さっさと帰るぞ」
ダンテはきつくの手を引っ張った。
「これ以上待つのはもう無理だ」
言葉通り──彼の運転する深紅のバイクは、y字の樹の道を最高速度で駆け抜けて行った。





二十年分を取り返すかのように、ふたりは幾日も幾日もふたりっきりで過ごした。
この日ブルズアイに行くことになったのも、ストックの酒が切れたから、である。
「やるじゃねえか、
傍目にも分かりやすく照れながら、それでいてぴったり寄り添って店に入ってきたふたりに、マスターがにやりと笑んだ。ばさりと冊子を投げて寄越す。
「何?……あ!」
またダンテネタなんでしょと軽く見たは、ひゅっと息を飲んだ。
目を引くのは、銀の髪の男と黒髪の女の写真。男が女の額にキスしているシーンで、仰々しい煽り文句がそこを横切っている。
「何これ、この前きた時の!?」
「“Dante and Smokin' girl…Who's that girl?”だってよ、
ダンテが腹を抱えて笑った。
「Smokin'て、どういう意味よ……」
「そのまんま、“イイ女”だろ。ま、女からしたら“煙たい女”かもな」
「それを聞いたわけじゃなくて……」
軽い頭痛。は煙草に手を伸ばした。
自分が酔い潰れていたときに、ダンテがこんなことをしていたとは。そもそも彼は、あの夜は手を出さなかったと言っていたはずなのだが。
「ブロンドの人はいいの?」
は嫌味たらしく、ちらりと背後を振り返った。
後ろのテーブルでは、トリッシュが馴染みの客とポーカーを繰り広げている。その満足げな表情からすると、ずいぶんあれこれ金品を巻き上げているようだ。
トリッシュとはさきほど挨拶をしたばかりなのだが、その迫力といったら。高いヒールのせいばかりでなく他を圧倒するような美しさは、ダンテの顔を見慣れたですら感動してしまった。少々トゲを感じるその話しぶりも、彼女なら許されるだろう。
そんなの視線の動きを見てとって、ダンテはもう一度写真の文句を指でとんとんと示してみせた。
「俺にはSmokin' sickな女がいるから」
「いやー、良かった良かった」
マスターが上機嫌でビールを卓に出した。
「何が良かったのよ」
豪快に喉を鳴らしてジョッキをあおり、は店主をじとりと睨んだ。この“スクープ写真”を撮ったのは他でもない彼なのだ。
最初はも、運悪く三流どころか四流くらいのパパラッチと居合わせてしまったのかと思ったが、写真をよく見れば、自分達の背景はバックバーではなく、店の壁。つまり、この写真はバーカウンターの中から撮られたものだと気付いたのだった。
「だからさ、お前らがくっついて良かったって思ってよ」
にやにやと相好を崩したまま、マスターはテーブルに頬杖をついた。
「長かったなぁ、ダンテ。何年越しだ?」
「さあな」
「“ウエストハイランドで可愛い子に逢ったんだ。絶対モノにする"って、何度も意気込み聞かされたっけなぁ」
「……そうなの?」
ダンテはしらじらしく頬杖をついた。何も答えない。
「オレは最初っからお前らがくっつくと思ってたよ」
「どうして?」
「さあ。直感か。こいつらの縁は壊れねぇな、ってね。さすがに二十年かかるとは思っちゃいなかったが」
なかば呆れ顔のマスターに、ダンテとは顔を見合わせた。
が離れて行かなけりゃ、二十年かからなかったんだがな」
「ダンテが引き留めてくれてたら、二十年かからなかったんだけどね」
冗談めかしてぼやき合う。が、今はもう互いにその内容はまるきり嘘でないことを知っている。
両手の指の数を越えるほどの夜を共にしても、本気で本音を言うことにはまだまだ躊躇いがある。きっとそのスタンスは、しばらくは変わらないだろう。さすがに二十年はかからないだろうが。
同じような目をしてつんとそっぽを向いたふたりに、マスターは爆笑した。
「やっぱりお前ら、お似合いだよ」
どん、とカウンターに大きなピッチャーを置く。
「何これ」
「俺からの奢り。マルガリータだ」
「どうせ奢りなら、ビールの方が嬉しいけどな」
「お前ら、ビールだとガブガブ飲むだけで終わるだろ。色っぽく演出してやろうって優しーい店主の心遣いに感謝しな」
「まーたお節介か」
ぼやきつつも、ダンテはマルガリータをに注いでやった。
「どうやらあいつは、俺達には色気が足りないと思ってるらしいぜ」
「ま、長い間友達だったんだから、急には無理よね」
マルガリータに形ばかりは口をつけ、はシガーケースを取り出した。すかさずダンテが、その手を押さえる。
自由の利かなくなってしまった手に、はむっつりと唇を突き出した。
「たまには吸わせてよ」
煙草を吸おうとする度にあの手この手でダンテが妨害してくるので、かれこれ何日も禁煙状態なのである。
「口寂しいだけなんだろ……?」
低く囁き、ダンテはにぐっと顔を寄せた。目の焦点すら合わない、至近距離。
「寂しくならないようにしてやるよ」
ダンテが喋る度、唇が触れる。
言葉を発すると唇が触れてしまうので、は何も言わずに煙草をしまった。
「よし」
嬉しそうに頷き、ダンテはちゃんとしたキスをした。
「お前らは……」
間近でふたりの行為を見せつけられていたマスターは、げっそりと肩を落とした。ピッチャーをむんずと掴む。
マルガリータのおかわりを注ごうとしていた手が空回りしてしまい、ダンテは店主に首を傾げた。
「おい。どうするんだ、それ」
「お前らに奢るのはやめた。後ろの恵まれない哀れな連中に回す」
言うなり彼は、金髪美女にたかられているむくつけき男共にマルガリータを配り始めた。
そこに、さりげなくトリッシュ──どう見ても、恵まれない哀れな連中ではない──までもがカクテルを受け取っているのが見えて、ダンテとは肩を寄せ合って噴き出した。







→ afterword

33万hits時のリクエスト夢、4ダンテと喫煙ヒロインのお話でした。

喫煙ヒロイン、書いていてとても新鮮でした。
私は一度もたばこを吸ったことがないので、その味とか、食後に一服したくなる気持ちとか、そういった細かいイメージが湧かなくて…経験があればもっといろいろ描写できたのかなぁと、それはちょっと悔しいです。

終始、酒と煙草が出てくるお話になってしまいましたが、すこしでも楽しんでいただけたなら幸いです。
リクエストくださったえみる様、お渡しするのが遅くなってしまって、本当に本当に申し訳ありませんでした…!!!
えみる様、並びにこれを読んでくださったお客様、本当にありがとうございました!!
2012.8.5