ここ一週間ほどバージルは夜だけ外出している。
帰りはが眠った後になることが多い。しかも三日前は朝帰りだ。
「何をしてるの?」と訊ねてみても、「仕事だ」としか答えない。
──夜の仕事、なんて。
考えたくもない事しか思い浮かばなくて、の思考は悪いレベルと最悪のレベルの中ほどを浮き沈みするばかり。
それにもうすぐ、バレンタイン。
美味しい料理に甘いお菓子、それから……
そもそも特別な日の夜に、バージルはここにいてくれるのだろうか。
「突然こんなの、どうしたらいいか分からないよ……」
ひとりではだだっ広いだけの寂しいベッドで、は膝を抱えた。




My Honey Valentine




リビングでノートパソコンを広げ、インターネットに繋ぐ。
開いた日本のサイトのトップページは、どこもかしこも昨日のバレンタインの話題一色だった。
「あーぁ」
気分転換にしようとしただけなのに、余計に虚しくなってしまった。
贈り物をあげる相手はちゃんといるというのに……。
は重苦しい溜め息をついた。
「何か調べ物か?」
そこへ、彼女を不安定にさせている張本人がやってきた。
しっかりと気に入りのコートを羽織って、今日もまた出掛ける様子。
「バージル、出掛けるの?」
振り返らずに訊ねる。
否定して欲しかったが、バージルは足を止めずにリビングを通り抜けた。
「ああ。仕事だ。なるべく早く戻る」
「待って!」
思わず腕を伸ばして、引き止めてしまった。
バージルは立ち止まって何気なく顔を巡らせる。
「どうした?」
(どうした、って)
はきゅうっと喉が絞まるような感覚に襲われた。
バージルの態度は普段通りだと思う。特に素っ気ないわけではない。
つめたく感じるのは、自分がイベントなどという世間一般の概念にこだわりすぎてしまっているから。
──今日がバレンタインでさえなかったら……
「バージル……」
『最近どうして夜に出掛けてしまうの?』たった一言、そう聞けばいいだけなのに。
怖くて言えない言葉は蟠ったまま、の胸をくすませていく。
何も掴めなかった腕はすとんと力なく下りた。
「……行って来る」
するりとの視線をほどくと、バージルはそのまま踵を返した。
「遅くなるかもしれないから、戸締まりは気を付けてくれ」
ひっそりと付け足された言葉だけが虚しく空回る。
「寂しいよ……」
こんな夜に、ひとりぼっちになってしまった。



バージルはいつにない程、不機嫌だった。
これ程までに『仕事』を嫌いだと思ったことはない。
を拒絶するような真似を)
彼女のあんな表情。バージルが覚えている限りでは初めてだ。
必死に伸ばされた腕と、不安に揺れていた瞳。
──何故、こんな時に。
2月14日。St.Valentine's day.
昨年自分がこの日に何をしていたか全く記憶にない。つまりバージルにとって、何でもない日だったということ。
けれど今年は違う。
バレンタインがどういう日なのか、一般常識程度には知っている。
『バージル……』
言葉を飲み込んだは、明らかに不安だと訴えていた。いかないで、と。

一瞬でもいいから、強く抱き締めてやればよかった。
少なくとも、おまえが心配するようなことは何もない。そう一言、真実を添えて……
だが、僅かでも恋人に触れてしまったら。
(……出掛けられなくなるに決まっている)
今日の仕事が片付けば、こんな意味の無い擦れ違いも終わるのだ。
そのためにも早く取り掛かってしまいたいのに……仕事を共にする相手は、待ち合わせ時間になっても現れない。
バージルは肺いっぱいに深く息を吸い込んで目を閉じた。
傍目には瞑想でもしているように見えるが、彼の内側は激怒に熱せられて沸騰している。
(いっそ一人で動く)
そうまで考えが飛んだとき。
「よぉ」
真後ろから陽気な声が降って来た。
声の方向に、バージルは抜き身の閻魔刀を一直線に投げる。
「ぅおいっ、危ねぇな!八つ当たる相手はオレじゃねぇだろ!」
現れたダンテは、空気を裂いて飛んで来た兄の凶器を避ける。
ダンテを狙ったかと思われた閻魔刀は、彼ではなくその横の悪魔を壁に縫い止めていた。耳障りな叫び声が上がる。
悪魔が絶命したのを確認もせず、ダンテは刀を壁から抜いた。先程の仕返しとばかりにぶんと投げ返す。
「もっと安全確実な倒し方があるだろ?」
唸りを上げて帰って来る獲物を鞘で受け止めそのまま納刀すると、バージルは刀よりも鋭くダンテを睨む。
「安全だと?あと一分遅れていたら、お前も重ねて斬る所だ」
剣呑過ぎる内容に、ダンテはそろりと自分の腕時計を見た。『すみません、時計が止まっていました』との些細なアクシデントは、遅刻理由に認めて貰えなさそうだ。
こんな時、謝罪はもう無駄。
「じゃ、こんな場所でグズグズとケンカしてねぇで、ちゃっちゃと取り掛かろうぜ」
ダンテはその場から逃げ出すように走り出す。
その後を追う前にバージルは一瞬だけ、家の方角を振り返った。



ここ数日の帰宅時間から、バージルが夕食には間に合わないだろうと分かってはいる。
それでも、特別な日の食事を一人分だけ用意する気にはなれなくて、かといって質素に済ませる気にもならなかった。
豪華に並んだ料理の数々。
中には『もしかしたらバージルが帰って来るかも』と淡い期待を込めて、昨日から仕込んだものもある。
「こんなにご馳走あるのに食べられないなんて、バージルももったいないことするなぁ」
用がなくなったエプロンを彼の椅子の背にぽいと投げ、はテーブルに着く。
中央のキャンドルを挟んで──目の前に座っているべき人物は、いない。
もちろん、夕食時にバージルがいなかったことはある。
仕事がいきなり夜間に舞い込んで来ることだってそう珍しくもなかったし(それは大抵、彼の弟からの呼び出しだった)、朝から出掛けていて早く片付くはずの用件が長引いたこともある。
(……『仕事』)
バージルはあまり自分の仕事について多くを語らない。
一度、朝に着て行った服と違うものを身に着けて帰って来たことがあって、どうしたのかとそれとなく訊ねたことはあったが、『現場で汚した』という理由と、『気にするな』のキスで済まされてしまった。
それがどんな仕事なのか、そもそも本当に仕事に出掛けているのか。
(気にするな、か)
彼に限って他の人に会っているなど、そんなことはない。ない、はず……
「そろそろ疑いたくもなっちゃうよ……バージル……」
ゆっくりと冷めていく二人分の料理を、はぼんやりと眺めた。



「あれが最後の人間界への『おのぼりさん』か?」
ダンテは遠目に見える敵に手を翳した。
雑魚相手とは言え既に二時間程は戦い続けているのだが、ダンテの軽口はまだまだ減っていない。
「時空の歪みを閉じるまでが俺の仕事だと思っていたが?」
同じように滑らかに語り、閻魔刀で群がる敵に応戦するバージルの動きも、まるで今戦い始めたかのようにスムーズだ。
「あー、ややこしい術うんぬんをやってもらって助かったよ」
「お前も悪魔なら、魔術を学ぼうという気にならないのか?」
「オレは剣と銃の方が性に合ってる」
ダンテが銃をホルスターに仕舞い、バージルが刀を納める。
二人が背中合わせになった時、周囲は敵の残骸と砂埃の山だった。
とりあえずは一段落。
「なあ」
話し掛けてから、ダンテは軽く咳き込んだ。
「この仕事のこと、まだちゃんには内緒にしてんのか?」
咳払いは、単に喉のいがらっぽさを消すためだけではなかったようだ。
ジョークでやり過ごせない内容に、バージルも唇を引き結んだ。
「話したら、俺達の素性についても説明しなければならないしな……」
俯いた兄の暗い表情に、ダンテはやれやれと両腕を広げた。
「じゃー、ちゃんはあんたが浮気してると思ってんな」
「……。」
「そろそろ告白するべきじゃねぇのか」
「……。」
の事も考えてやれよ。浮気亭主か、悪魔が旦那かっつったら悪魔のがマシだろ?……多分、さ」
「……。」
「おい、聞いてんのかバージル」
「分かっている!!」
バージルはいきなり言葉を叩きつけるように声を荒げた。
びり、と不穏に空気が張り詰める。
そんなぎりぎりの様子に、ダンテは彼とが暮らす家の方角にぐるりと目を向けた。
……
まだ数えるほどしか会っていないが……彼女とバージルがどれだけ想い合っているか、『ご馳走様』、腹いっぱいに伝わってくる。
──は自分たちの真実を知って、引き返すような女だろうか。
いつかダンテはに、『兄貴をよろしくな』と頼んだ。
いくら口が軽い自覚があっても、半端な女なんかにはそんな殊勝な事、口が裂けたって言わない。
そしては──ダンテも思わず見惚れるような笑顔で、おおきく『はい!』と頷いたのだ。
思い出しながら、ダンテはゆっくり言葉を選んで口を開く。
「このままぬるま湯に浸かってるようなお手軽な幸せでも、別にいいとは思うぜ。期間限定でいつか終わりの、本気じゃねぇならな。けど、あんたは本気だし、だって、氷水でも熱湯でもあんたのためなら笑って飛び込んでくれるような女じゃねぇのか?」
オレにはそう見えるけど、違うのか?
試してくるような眼差しのダンテに、バージルは顔を振った。
「……どういう例えだ……」
「分かりやすいだろ?」
ダンテはぱちぱちと目を瞬いた。飄々と肩を竦める。
バージルはその真逆、世界の終焉を見ているような表情だ。
「……本当に悪魔の方がましだと思うか?」
「悪魔が相手を一途に愛してるならな」
(それは最初から全く問題ない)
が自分達の全てを知った上で、それでもこの手を取ってくれたなら。
──かつて、母エヴァが父スパーダを愛し慈しんだように。
「……『観光客』の相手は任せるぞ」
進歩がないなりに、やっとどうやら心を決めたらしいバージルに、ダンテは満足そうにニッと笑って愛銃を構えた。
「任せておけって」
後は任せたとばかりにもう挨拶もせず、青い影は一瞬でダンテの視界から消える。
「おいおい、冷てぇな。俺に優しいのは……」
一人消えるのを待ち構えていたようなタイミングで、背後に『観光客』達が湧き出て来た。
「お前らだけか」
不敵に笑んで、ダンテは間合いを測る。
「ショウタイムだ」
バージルはどんな風に真実を告白するのか。
これはいずれ自分にも起こり得る問題。
スマートに乗り越えるお手本を見せてもらうとしよう。
「最初に道をつけんのが兄貴の役目、ってな」
エボニー&アイボリーを指に引っ掛けくるりと回す。
銃口の先は、ダンテが今倒すべき相手。
「おのぼりツアーは終わりだ。あっちへ帰りな」
Ready-Set-Go.
ダンテはトリガーを勢いよく引いた。



家に着いたバージルを出迎えてくれたのは、予想通り、美味しそうな料理の香りの残滓。
出来ればこんな予想は当たって欲しくなかった。バージルは唇を噛み締める。
間に合わないだろうとは思っていたが、バレンタインの夜をひとりで過ごさせてしまった。
時間を巻き戻せたなら……
起こしてでもに謝ろうと足を進めた時、彼女がリビングにいることに気付いた。
?」
薄闇に目を凝らせば、こちらを拒絶するように背を向けてソファの上ですっぽりと毛布に包まっている。
彼女がソファで寝ているのは随分と久しぶりのことだが、今回は前と状況が違う。
「……。今帰った」
そっと足元に腰掛ける。
は反応しない。

肩に手を置くと、振り払うようにして突っ伏してしまった。
どうしたものかと背中を撫で……彼女が震えていることに気付く。
?」
「……バージル……」
しばらく待つと、が僅かに顔を横に向けた。そして喉に引っ掛かって頼りない声が零れる。
「こんな日にこんな時間まで、どこ行ってたの……」
時折大きくしゃくり上げる身体。……泣いている。
(矢張り勘違いを)
『仕事』の内容を話していないために、別の、全く余計な事で悩ませてしまった。
「本当に仕事だ。おまえが考えているような事は何もない」
バージルは覆い被さるように細い身体を後ろから抱き締める。
の震えが一層ひどくなった。
何度も何度も赤子をあやすように髪を撫でる。
「こっちを向いてくれないか……頼む……」
時間を掛けると、すこしずつの震えが収まっていった。
ゆっくりとバージルを振り返る。
涙で濡れた頬と、真っ赤な目。
「まだ許してないんだから」
「分かっている」
バージルはの手を取ると、その指の腹、小指から親指まで……途中で指輪に寄り道しながら、数えるようにゆっくりと口づけていく。
七回繰り返したところで、バージルはに目を合わせた。
「一週間、触れていなかったな」
「一週間と二日だよ……」
「悪かった」
あと二回、甲と手首に唇を落とす。
「もういいよ」
ぷいと顔を背けたに苦笑し、バージルは彼女の顎に手を添えてもう一度自分に向かせる。
……悪かった」
語尾すれすれで唇を重ねる。
をソファに押さえ込み……バージルは一晩中、恋人を抱き締めて離さなかった。





ふたりでいても結局広いベッドの真ん中しか使わない。
けれどそれが極上の贅沢。
はバージルの腕の中でうつらうつらとしか眠れず、完全に寝不足だ。
何とか腫れた瞼を上げると、もう起きていたバージルと目が合ったので、ちいさく笑いかける。
「おはよ」
「お早う」
バージルは穏やかにを見つめると、その輪郭を指で辿る。
「だがもう午後だ」
「え、本当に?」
もごもごと彼の肩越しに窓を見れば確かに、カーテンでは遮れない程ぴかぴかの光が部屋を明るく染めている。
「まあいい」
いつもよりも若干気怠げに、バージルはもう一度を胸に押し込めた。
「昨日は済まなかった。もうあんな事はないと約束する……」
改めて、バレンタインに一緒に居てやれなかったことを詫びる。
「まあいいよ」
はちょっとだけ照れて、くたりと頷いた。
バージルが浮気していないことだけは、身をもってよーく分かった。
まだ僅かに目を伏せたままでいつもの調子ではないバージルに、そういえばと話を切り出す。
「バレンタインね、日本では逆チョコなんてあるんだって」
「逆チョコ?」
聞き慣れない響きに、バージルは興味を持った。
「何だそれは」
「普通、女の子から男の子へチョコをあげるんだけど、その逆。だからバージルが私にチョコをくれれば逆チョコ」
わくわくと目を輝かせて今にも手を差し出してきそうなに、バージルは彼女らしいと口に笑いを含む。
「俺はおまえからチョコレートを貰った記憶はないが?」
「昨日いなかったから、まだあげてないだけ」
「あるのか?」
バージルは探るようにを覗き込む。
「……知らない。」
間近に迫ってきた青い瞳からはそっと逃げ出した。
目を逸らされたバージルは眉を聳やかして、自分の方に向けられた彼女の耳に唇を寄せる。
「ないならないで、代わりを貰うから構わない……」
「ちょっと、待って!!!」
夜を待たずに再び悪戯を始めようとする彼を、全力で押して阻止する。
「あるから!プレゼント!待って!ちょっと!」
は慌てるあまりにおかしな文法になっている。
それをバージルに咎められる前にシーツを纏ってベッドを抜け出し、だいぶ前から用意していた箱を取りに行く。
「あるのか……」
の背を見るバージルの表情は、嬉しさとつまらなさが入り交じって複雑そのもの。
そんな感情にはお構い無しに、はずいっとプレゼントを手渡した。
「はい、どうぞ!」
スカイブルーのサテンリボンが掛けられた箱。包装紙の角の処理の甘さから、彼女のラッピングらしい。
「開けていいのか?」
「もちろん」
するするリボンを引き抜いて幾重にも重ねられた紙を剥がすと、かっちりした革の箱が現れた。
中には、
「腕時計か」
ムーンフェイズとクロノグラフが特徴の、銀の腕時計。
「バージルが帰って来る時間を間違えないように」
箱からにはずしりと重いそれを取り出して、バージルの手首にぱちりと留める。
光沢を控えめに仕上げられた銀は、彼の肌によく馴染んでいる。
はホッと目を細めた。
「よかった、似合ってる!」

バージルは贈られたばかりの腕時計ではなく、満足そうに顔を綻ばせているを見つめた。
「ん?」
「二度と朝帰りなどしない」
嘘が入り込む隙間のない、真摯に交わる視線。
確かな信頼を寄せ、ははっきりと縦に頷いた。
「……うん。信じる」
まっすぐ返された瞳に、バージルの方が僅かに視線を泳がせる。

素性を打ち明けても、その瞳を見せてくれるのだろうか。
どんな姿の自分でも、愛してくれるのだろうか。

バージルはそっと目を逸らした。
……腹が空かないか?」
彼が逃げた事には気付くわけもなく、はぺたんこのお腹を押さえた。
「空いた。でも、まだ動きたくないよ……」
「待っていろ」
本当に疲れ切った声のに苦笑してベッドから立ち上がり、床に散らばった衣服を手早く纏う。
「昨日の料理があるだろう」
「冷めてるよ?」
「温めればいいだけだ」
「……お願いしていいの?」
「ああ。今日は特別、ここに運んでやる」
扉から振り返ったバージルに、は「やった!」と手を合わせて喜んだ。
「それから」
「ん?」
「鏡台の上を見てみろ」
バージルはそれだけ言うなり、ぱたんとドアを閉めてしまった。
「……?」
鏡台?
とりあえずは言われた通りにベッドから下り、ドレッサーに向かう。
何の変わり映えもない……と首を傾げ、
「あ」
香水のボトルの足元に置かれた封筒に目が留まった。
横に長い封筒。
宛名には『My Dear Valentine」と流れるような筆記体で綴られている。
教科書のお手本のような文字は、バージルのもの。
「手紙?」
バージルから?
珍しいこともあるものだと中を開け、は目を見開いた。
入っていたのは手紙ではなく、航空券の予約票。
Reservationの指定は今からほぼ一ヵ月後、Destinationは、
「……日本……」
一ヵ月後の日本は、おそらく四季の中で最もうつくしい季節。
「すごい『逆チョコ』。」
くすぐったい嬉しさを、はぎゅっと抱き締めた。



半日以上遅れた、豪勢な食事。
晴れやかな笑顔を見せてナイフとフォークを忙しく動かすを見つめながら、バージルは、
(──日本で全てを話そう)
息苦しさを伴う重い決意を固めていた。







→ afterword

10万打お礼夢です。

タイトルは有名なジャズ曲のタイトルの「funny」を「honey」にもじりました。サビ部分の歌詞は今後のイメージぴったりなので、一人で嬉しくなってました…
とっても素敵な曲ですよね。

今回から数話はちょっと暗めな展開になってしまいそうですが…合間に『in his bed evening』とか明るそうな話も書いて寄り道しつつ、また更新していきたいと思います。
それでは未熟者な作品にお付き合い下さいまして、本当にありがとうございました!
どうぞ楽しいバレンタインをお過ごしください。
2009.2.12